フカミさんの描く動物画には、
陽だまりのような暖かさと
深い深い、優しさがあります。
そして、その絵からは、
動物達の体温と同じ、温かさを感じます。
彼らの、艶々でフワフワの毛並みのように、
優しくて、滑らか。
『祝福だよ!』
フカミさんから、この絵のタイトルとも言える
ワードを伝えられたとき、本当に本当に嬉しかった事を、とてもよく覚えています。
シュンスケが亡くなってから、
後悔ばかりしていたけれど、
私たちが出会えたことは、
祝福されるべきことだったんだ。
うん。絶対にそう。
心から、そう思えたことで、
嬉しくて、嬉しくて、、温かい涙が流れました。
私が自転車で交通事故にあってしまった次の日、
シュンスケは突然、亡くなりました。
シュンスケの最期に立ち会えなかったこと。
事故のショック。
そして、もしかしたら、、
私の身代わりになってくれたのではないか…
あまりに突然の出来事に、私は激しく動揺し、
幸せな時間の記憶を、思い出せないくらい、
頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいました。
これ以上、心が傷つく事に耐えられず、
あえて自分で見ないように、考えないようにしていました。
その思いを引きずったまま、数年が過ぎた頃、
ご縁があり、フカミさんに動物画をお願いすることになりました。
初めて、絵の実物を見た時。
絵の中のシュンスケが、ものすごく得意げな顔で、嬉しそうにこちらを見ていて…
そうそう。
彼はこんなふうに、家族をくすっと笑わせてくれる楽しくて優しい子だったな〜と、、
幸せな記憶と愛おしさが、一気に蘇ったのです。
我が家に来たばかりの時のこと。
あっという間に大きくなった子猫時代。
夜中に大運動会を開催し、父にめちゃくちゃ怒られていたこと。
嬉しくてゴロゴロと喉を鳴らし、よだれがベトベトだったこと。
舌をしまい忘れて眠っている姿。
絵の中から、
得意げにニコニコとこちらを見ているシュンスケ。
その絵に向かって、おはよう。おやすみ。と、
語りかけられる毎日。
天気の良い日は日向に飾り、
夜は額縁を優しく撫でてから、眠る。
ただ鑑賞するだけではない、不思議な絵。
動物達の、無限で壮大なスケールの愛。
『たったひとりの人のためのアート。』
その動物画を、自分の元に迎える。
これほど、幸せなことはないと思うのです。
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